花のれん

コマンチ

2007年03月27日 20:19


花のれん、山崎豊子著
学生時代に母の書庫から頂戴したまま18年経ってしまった本。先日自宅の書籍を処分しようと思い集めた中でもう一度読もうと思いとどまった本です。主人公モデルは吉本興業の女主人とのこと。一人息子のために生きること捨て商人として働き抜いた、ど根性女商人の物語です。
山崎豊子作品は良くドラマ化されていますが最近では「華麗なる一族」ですね、見れなかったんですよ…。「白い巨塔」もやってましたね、里見のイメージが江口洋介と合わない感じがしたのは私だけでしょうか。NHKでの「大地の子」は大感動しました。
さて、花のれんの主人公「多加」の言葉で
「わてみたいな商売人は、独楽のようなもので。回っている間だけがたってるので、動きが止まった途端に倒れますねん。商人て何時まで経っても、しんどいもんだす」
常に行動をしていないと生きる意味がない‥‥ということなのか。何が多加をそうさせているのか?ど根性意識、しんどい中の美学がある。